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”うるさいドラマー”と言われないために!音量を抑えるドラムテクニック【4ストロークその③】
こんにちは!だいちです!
ここまで3回に渡って
ストロークのお話をしてきました。
きちんとしたストロークの重要性と、
〇ダウンストローク
〇アップストローク
〇タップストローク
それぞれについて
おわかりいただけたかと思います。
ここまでで、
〇速く手を動かす方法
〇強・弱のつけ方
をお話ししてきましたが、
実は、
その2つの項目を
より強化する方法があるんです。
この方法を知っているのといないのでは、
ドラムの上達の度合いに
大きく差が出てきます。
絶対に習得してください!
まず、
ここまでのストロークの
叩き方のおさらいをしておきましょう。
ストロークの叩き方を理解する上で
大事にしてほしい項目が2つあります。
それは、
叩き始める位置と叩き終わる位置です。
それぞれのストロークの
叩き始める位置と
叩き終わる位置を
まとめてみました。
〇ダウンストローク
始めの位置:高い
終わりの位置:低い
〇アップストローク
始めの位置:低い
終わりの位置:高い
〇タップストローク
始めの位置:低い
終わりの位置:低い
このように、
ストロークというのは
始めと終わりの位置が
高いか低いかで分類されます。
叩き始めの位置が低いことで
音量を抑えたり
逆に、
初めの位置を高くする
ことによって音量を出したり
低い位置で終わり、
低い位置で始めることで
無駄のない流れるような動きで
スティックを速く動かすことができる
という訳なんです。
ということで今回は、
そんな今までの
3つのストロークを円滑に繋ぎ、
より難しい強弱の移動を
可能にする方法をお教えします。
そのために、
まず4つ目のストローク
【 フルストローク 】
についてお話していきます。
フルストロークとは、
スティックを高い位置から打ち、
高い位置で止める
というストロークです。
では実際に叩いてみます。
いかがでしょうか?
叩き始めも終わりも
高い位置なのがおわかり
いただけたかと思います。
『ただこのストローク、どうやって使うの?』
と思いますよね。
このフルストロークは基本的に、
他の3つのストロークと
組み合わせて使ってあげることが多いです。
前回の記事で、
『強・弱・弱・弱』
の叩き方をお教えしたと思います。
ただ、
ドラムを演奏する上で
同じ強弱ばかりでは
ないですよね?
『強・強・強・弱』
だったり、
長めのフレーズのものだと、
『強・弱・弱・強・強・弱・強・弱』
みたいなものもあると思います。
そういった、
『強』が続く場面で
フルストロークが
活きてきます。
次の譜面を見てください。
これは16分音符が
続いている譜面なのですが、
音符の上にある『>』これは
アクセントといって【 強 】を表す記号です。
この譜面を
4ストローク別に叩き分けると
どのようになるか、
次の譜面を見てください。
( D:ダウン
U:アップ
T:タップ
F:フル )
譜面だけだとわかり辛いので、
実際にどのようにして
この譜面を叩くか、
動画で見ていきましょう。
後半は速めに叩いてますので、
最後まで見てください。
いかがでしょうか?
この譜面は難しい部類ですが、
アクセントがバラバラに
なっている譜面を叩くときには、
こんなにも瞬時にストロークの
切り替えをしているんです。
『プロっていつも叩くときに
○○ストロークか考えながら
叩いているのか…無理だ…』
そう思われた方、いると思います。
結論から言うと、
プロのドラマーでも
○○ストロークを考えながら
叩いている人はいません。
『じゃあどうやって使い分けてるの?』
それは、
日々の地道な練習です。
日頃から
こういったアクセント移動の
練習を積み重ねることによって、
『次こう叩きたいからこう動こう』
という感覚が研ぎ澄まされていくのです。
『綺麗なアクセント移動を
出来るようになりたい!』
『難しいフィルインを
叩けるようになりたい!』
という方は、
今回お教えした
フルストローク含め、
4つのストロークを
叩けるようになりましょう!
次回の記事では
実際にドラムセットを使って、
この4つのストロークが
どう活かされるのかを
実演していこうと思います。
ドラムセットでの
応用法を知りたい!
という方は
是非次の記事をご覧ください!
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